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ストレッチで筋力低下

2016/08/31

ストレッチというと筋トレだけでなく、運動前のウォームアップとして認識されていますが、それ以外にはどのような特徴があるのでしょうか。

ストレッチ イメージ画像

長時間からだを動かしていなかったり、同じ姿勢を続けていると関節の可動働域が低下して、この状態で急に運動すると怪我もしやすくなりますので、ストレッチしておくことは有効です。

ストレッチには上記画像のように筋肉を一定方向にゆっくりと伸ばしてあげるスタティック(静的)的なものと、ラジオ体操のように動いて筋肉を解していくのがありますが、どちらにしても主たる目的は筋肉の過度な緊張を取り去って、体の関節の可動域を広げるということでしょう。

静かな動作のスタティックの場合は、運動後のクールダウンや入浴後に行うと、体が温まっているので無理なく伸ばすことができ有効です。逆に急激に筋肉を伸ばすと、反射的に筋肉が収縮する伸張反射というのが起きてしまうので、これを防ぐためにもスタティックのように徐々にゆっくりと行うと良いということです。

一方、ラジオ体操のようなストレッチでは、血液の循環も促進して体が温まるのでウォームアップに向いています。筋肉の緊張が長く続いた場合などは、まず脊柱や肩甲骨、骨盤、股関節の体の中心部から解していってから周囲の筋肉を伸ばして行くのが効果的のようです。

ところで、スタティックなストレッチを行うと、その後しばらく最大で約30%の筋力の低下が起こるという実験報告もあるそうです。筋の緊張は低下しても筋力の発揮に関わっている神経細胞が上手く機能しなくなるのだとか。ただ、ある程度長くスタティックを行い続けた時ということで、普段のような2,30秒程度なら問題は無いそうです。

運動前にストレッチ行うのは常だと思いますが、このストレッチでさえいきなり股関節の過度な屈伸から始めて怪我をしてしまった方も多いのではないでしょうか。ウォームアップのためのストレッチでも、ある程度体を温めてから、若しくは体を温めながら関節の可動域の広げるといったことが大切ですね。

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