栄養素

熱ショックたんぱく質

2016/08/31

タンパク質のことはもちろんご存知のことだと思いますが、ちょっと聞き慣れない熱ショックたんぱく質というのがNHK「ためしてガッテン」で紹介されていました。

保温イメージ画像

例えば、まだ青い状態のトマトを温めると成長(老化)が遅れて熟すのも遅くなるとか、キャベツをお湯に2分つけると変色するのを抑える、また熱ショックたんぱく質を卵白に混ぜると3分たっても固まらなかったなど、つまりは人間では体を温めることで増え、細胞を修理し強化してくれる魔法の物質なのだとか。

『白血球の一種T細胞を39℃まで温めると、35℃のときよりもがん細胞の攻撃力が44%と3倍以上にアップしたんです。細胞は水分を除くと、ほとんどがたんぱく質。たんぱく質は圧力や活性酸素、熱でも傷ついてしまいます。高温で最大の能力を発揮できるように支えてくれているのが熱ショックたんぱく質。細胞のたんぱく質を修理して人知れず私たちを守ってくれていたんです!

熱ショックたんぱく質は個人差はありますがだいたい38℃くらいから増加し始めると言われています。しかし、恒温動物である人間は温めてもなかなか体温は上昇しません。体温をむやみに上げすぎると、のぼせや血栓ができやすくなったり、熱中症になったりと危険です。

温めることで血管を若返らせていたのは慢性心不全の治療現場「和温療法」です。60℃のサウナに入ること15分、その後、タオルなどで保温を30分行います。体温が1℃上昇するくらいに"和やかに"温めることで血流をよくするのが狙い。血流がよくなると血管の内壁から一酸化窒素が出てきて、血管を拡張するように働きます。和温療法は全身の血行をよくすることで症状の緩和をはかる治療法です。心疾患がない方でしたら効果は運動で得られます。鼻歌を歌えるくらいのウォーキングを1日30分週3日行えばOK!3週間で15%血管の弾力が改善しました。』(NHKより引用)
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20110511.html

他にもテストをひかえた大学生がテストが近づくにつれて熱ショックたんぱく質が増えてテスト当日にピークになったり、1日30分のジョギングを2週間続けたら熱ショックたんぱく質が10%増加したりと、無理に温めなくても温め効果は得られるようです。

私たちが出来る最も簡単な方法ではやはり運動、トレーニングなどでしょうか。細胞が強化されるということは筋肉の肥大にも繋がりそうな感じがしますね。健康の為にも体は冷やすより温めた方が良さそうです。

※注意書きに(T細胞ががん細胞を殺傷した実験結果は、あくまで試験管レベルでのものです。治療などへの応用はまだ実現していません。)とありました。

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