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筋肉の特徴

筋肉の組織には、大きく分けて『速筋線維』と『遅筋線維』という種類があり、役割に応じてそれぞれ特徴を持っています。

「速筋線維」は、筋肉中に酸素を取り入れずに運動し、大きな力を発揮出来たり早い速度での収縮が可能ですが、その力を発揮できる時間は少なく、遅筋線維よりも加齢に伴って細胞数が減って行くのが早いという特徴があります。

「遅筋線維」は、筋肉中に酸素を取り込んで運動し、小さな力を継続的に発揮出来ますが収縮の速度は遅く、マラソンなどの有酸素運動では遅筋線維がメインに使われます。

つまり、持久的なトレーニングによって遅筋繊維が肥大し、瞬発力的なトレーニングによって速筋繊維が肥大するという訳ですが、筋肉を大きくしたい場合は、速筋線維の方を主なターゲットとして鍛えることになります。

また、多くの筋肉は求められている機能に応じて、速筋線維と遅筋線維の割合が異なっているとされています。例えば、直立の姿勢を維持するために絶えず働いている腹筋やふくらはぎなどは、力を持続的に発揮する遅筋線維の割合が多い部分なのだそうです。ただ、速筋線維の割合が極めて顕著だという筋肉部位というのは特には無いということです。

従って、遅筋線維の割合が多い筋肉は、筋肉肥大の効果が比較的出にくいだろうという特徴が考えられるのですが、その他ほとんどの筋肉は、筋線維の割合がほぼ半々であるとされていることから、大胸筋や上腕二頭筋などの目に留まりやすい筋肉は、それでも効果が出やすい方と言えるかもしれません。

一方で、人は生まれてから胎児の時期頃に筋線維の数のほとんどが決定し、その後は筋繊維が太くなって筋肉を形成していくとのこと。およそ20~30歳位にかけて一番成長し、それを過ぎた頃から徐々に筋線維が細くなって行き、40、50歳辺りから細くなると共に筋線維の数も減し、最終的にその寿命を終えて行きます。

筋肉は、私達人間が生まれてから死んで行くまで、長い間ずっとほとんど同じ筋線維だという訳ですが、その分非常に強い構造をしており、1つの細胞にたくさんの核が存在し、多少の損傷でも修復し治してしまうそうです。私達の体を盾となって守ってくれているのですね。

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