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筋肉の名称

筋肉自体のことを理解することは、トレーニングの成果を上げたり、怪我を未然に防ぐためにも必要であり近道であると言えます。ここでは、代表的な筋肉の部位の名称を紹介しています。

前面の筋肉部位名称  背面の筋肉部位名称

【代表的な筋肉部位の名称】

『大胸筋(だいきょうきん)』
前胸部の最も広く大きい筋肉で、鍛えようとする部位の中でも人気の高い名称でもある。重いものを上部に持ち上げるときの動作や両腕を体の内側に絞るときなどの動作に作用。

『三角筋(さんかくきん)』
肩にある前部・中央部・後部の3つの部位からなる三角形をした筋肉で、肩ラインの見栄えが左右する箇所でもある。主に腕を横に広げたり上げたりするときに作用。

『上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)』
上腕の前面の力こぶが出る筋肉で、ダンベルなどを使って鍛えやすい反面稼働率が高い上腕三頭筋よりは肥大しにくいとされる。肘関節を曲げたり伸ばしたりすることで稼働。

『上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)』
上腕二頭筋の逆(裏)に位置する筋肉で、稼働率が高く他の体幹部を主としたトレーニングなど色々な場面でも使われるので上腕二頭筋より肥大しやすいとされる。

『広背筋(こうはいきん)』
背中の下部、腰部と上腕骨とを結合している三角形状の大きな筋肉で、体の全体的なラインを形作る。逆三角形の体を作るためには是非鍛えておきたい筋肉。

『腹直筋(ふくちょくきん)』
腹部の前面を縦に走る長方形の板状筋で、平らに長く左右に分かれており、鍛えられることにより6パックに割れていく。身体を縮めたり伸ばしたりするときに稼働。

『側腹筋(そくふくきん)』
腹部の前外側部の外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋から成る三層が重なり合って配列しており、いわゆる腹筋の脇腹(サイド)の部分。

『大殿筋(だいでんきん)』
お尻を覆っている厚く大きな筋肉で、ヒップラインを反映する大事な箇所。下層には中殿筋と小殿筋とがあり殿部の形を形成。

『大腿四頭筋(だいたいしとうきん)』
太股の前面の4つの筋群、外側広筋・大腿直筋・中間広筋・内側広筋から成る大きな筋肉で、下腿を伸ばしたり股関節を曲げる働きをします。

『ハムストリングス(はむすとりんぐす)』
太股の裏側の3つの筋群、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋を総称とした名称。各種スポーツトレーニングで特に重要視される筋肉。

筋肉の特徴

筋肉の組織には、大きく分けて『速筋線維』と『遅筋線維』という種類があり、役割に応じてそれぞれ特徴を持っています。

「速筋線維」は、筋肉中に酸素を取り入れずに運動し、大きな力を発揮出来たり早い速度での収縮が可能ですが、その力を発揮できる時間は少なく、遅筋線維よりも加齢に伴って細胞数が減って行くのが早いという特徴があります。

「遅筋線維」は、筋肉中に酸素を取り込んで運動し、小さな力を継続的に発揮出来ますが収縮の速度は遅く、マラソンなどの有酸素運動では遅筋線維がメインに使われます。

つまり、持久的なトレーニングによって遅筋繊維が肥大し、瞬発力的なトレーニングによって速筋繊維が肥大するという訳ですが、筋肉を大きくしたい場合は、速筋線維の方を主なターゲットとして鍛えることになります。

また、多くの筋肉は求められている機能に応じて、速筋線維と遅筋線維の割合が異なっているとされています。例えば、直立の姿勢を維持するために絶えず働いている腹筋やふくらはぎなどは、力を持続的に発揮する遅筋線維の割合が多い部分なのだそうです。ただ、速筋線維の割合が極めて顕著だという筋肉部位というのは特には無いということです。

従って、遅筋線維の割合が多い筋肉は、筋肉肥大の効果が比較的出にくいだろうという特徴が考えられるのですが、その他ほとんどの筋肉は、筋線維の割合がほぼ半々であるとされていることから、大胸筋や上腕二頭筋などの目に留まりやすい筋肉は、それでも効果が出やすい方と言えるかもしれません。

一方で、人は生まれてから胎児の時期頃に筋線維の数のほとんどが決定し、その後は筋繊維が太くなって筋肉を形成していくとのこと。およそ20~30歳位にかけて一番成長し、それを過ぎた頃から徐々に筋線維が細くなって行き、40、50歳辺りから細くなると共に筋線維の数も減し、最終的にその寿命を終えて行きます。

筋肉は、私達人間が生まれてから死んで行くまで、長い間ずっとほとんど同じ筋線維だという訳ですが、その分非常に強い構造をしており、1つの細胞にたくさんの核が存在し、多少の損傷でも修復し治してしまうそうです。私達の体を盾となって守ってくれているのですね。